Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

マララ・ユスフザイ

2014年ノーベル平和賞の最年少受賞者となった17歳の少女マララ・ユスフザイ。マララという名前はパシュトゥン民族の歴史的ヒロイン「マイワンドのマラライ」にちなんで名付けられた。

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マイワンドはアフガニスタン南部の中心地カンダハル西方の町で、マイワンドの羊飼いの娘マラライは、1880年の第2次アフガン戦争で、アフガン兵士を鼓舞して英軍を退けた戦いの英雄。10代のマラライは英軍兵士に撃ち殺されたが、死の前に「愛すべきマイワンドの若者よ!このマイワンドで死ぬ覚悟がないのか。生きながら恥をさらすつもりか」と訴え、奮起したアフガン軍は英軍を全滅させた。

彼女の生まれたパシュトゥン社会では、今でも男尊女卑の価値観が根強く残っており、女は子供を産んで育て、夫の世話をすればよい存在とされている。従って女性に教育は必要ないとされ、現にマララの母も学校に行かなかったので文字が読めない。しかし、父親のジアウディンは、女の子も教育を受けるべきだとの信念の持ち主で、志を共にする友人と協力して私立学校を創設、因習を破って女の子も通学させようと苦闘した。

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