Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ジェントルマンの必需品

最近は帽子を小粋にコーディネートしている老若男女が増えているが、昔に比べればまだまだ帽子着用人口は少ないと言える。

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大正末期から昭和初期頃、日本が連合国の一国として参戦し、戦勝国となり、国内事情も好景気に沸き、若い男女が同盟国であるイギリスをはじめとするヨーロッパの先進国やアメリカの流行や風俗の模倣をするようになった。そして、西洋文化の影響を受けて新しい風俗や流行現象として登場した先端的な若い男女が巷を闊歩した「モボ・モガ」時代、ある意味、帽子は必需品として存在感を示していた。

従来、洋装は上流階級の正装として高価で限定されたものであったが、1920年頃より中産階級以下にも広まり始め、「大正デモクラシー」の時流に乗り、個人の自由や自我の拡大が叫ばれ、進取の気風と称して明治の文明開化以来の西洋先進文化の摂取が尊ばれた。

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