Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ブラジルをつくった男

日本とブラジルの外交関係樹立120周年を記念した大規模な日本初の大回顧展「オスカー・ニーマイヤーブラジルの世界遺産をつくった男」が、先週から東京都現代美術館で開催されている。

1907年に当時ブラジルの首都であったリオ・デ・ジャネイロのドイツ系の家庭で生まれたオスカー・ニーマイヤーは、リオデジャネイロ国立芸術大学建築学部を卒業。1935年からリオ・デ・ジャネイロルシオ・コスタとカルロス・レアンの設計事務所に勤務し、旧教育保健省庁舎の設計に関わった。この際、ルシオ・コスタが設計顧問としてル・コルビュジエを招聘したことをきっかけにコルビュジエと出会った。

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その後、第二次世界大戦後の1952年に、ル・コルビュジエと共にニューヨークの国際連合本部ビルをデザインした。そして、1956年から1960年にかけてブラジルの大統領となったクビチェックの呼びかけで始まり、コンペを経て選ばれたルシオ・コスタの総合監修の下、国家プロジェクトである首都ブラジリアの遷都にともなう国民会議議事堂や外務省、大聖堂などの主要建築物の設計に携わり、創造性豊かな都市をつくりあげた。

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