Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

大 関ヶ原展

1600年(慶長5年)9月15日、朝靄が晴れると美濃国関ヶ原に銃声が響きわたった。天下分け目の合戦の始まりである。

そこで繰り広げられた「もののふ達」の戦いは、やがて、その子孫たちに伝説として語り継がれ、数多くの屏風や絵巻物などの作品に描き残された。画面一杯に描かれたその情景には、さまざまな物語が描き込められている。多くの作品の中心には、徳川家康が金扇馬印と旌旗に囲まれて、華々しく描かれている。「関ヶ原の戦い」は、そこで勝利を収めた徳川家をはじめとする大名家の、後世、御家繁栄の起点であった。

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1542年(天文11年)の12月26日、三河国岡崎城松平広忠の嫡男として、徳川家康は誕生した。幼名は竹千代、そして、松平元康と名乗った。幼少の頃は駿河国に人質として過ごし、1560年(永禄3年)の「桶狭間の合戦」において今川義元が打ち取られる。以後、岡崎に帰城し、織田信長と同盟を結び、信長、そして、豊臣秀吉に仕え、天下統一の一翼を担うことになる。

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