Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

小笠原伯爵邸

閑静な街並みに囲まれた新宿の河田町に、道行く人も思わず足を止めて眺める瀟洒な洋館、それが東京都景観条例に基づいて選定される「東京都選定歴史的建造物」約80件のうちの1つである小笠原伯爵邸である。

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礼法の宗家で有名な小笠原家第30代当主、旧小倉藩藩主の伯爵小笠原長幹の邸宅として1927年に建てられた建物は、当時流行のスパニッシュ様式で鉄筋コンクリート造の地上2階、地下1階建て。敷地は江戸時代の小倉藩下屋敷跡地である。

戦後の1948年に米軍に接収され、4年後に東京都に返還されて1975年まで東京都福祉局中央児童相談所として使用されたが、その後は用途を失って放置され、一時は取り壊しも検討された。

2000年になり、管理していた都生活文化局から民間貸出の方針が示され、同年12月には箱根等でレストランを経営する会社が借り手に決定。修復工事を経て2002年6月にレストラン「小笠原伯爵邸」としてオープンし、今ではミシュラン1つ星獲得レストランとして評判。

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