Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ジェームス・ローゼンクイスト

ジェームス・ローゼンクイストは、アメリカのノースダコタ州出身の芸術家。広告などを題材とした作品で知られ、ポップ・アートの画家、主唱者の1人とされている。

中学校時代には短期奨学生の資格でミネアポリス美術学校で学び、引き続いて1952年から1954年までミネソタ大学ツインシティー校で絵画と素描を学ぶと、1955年に奨学金を得てニューヨークに移り「Art Students League of New York(アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク)」の奨学生となった。

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この頃、ローゼンクイストは看板屋のアルバイトをしており、卒業後もしばらくはこの職で日銭を稼いでいた。それは後にポップ・アート・シーンで名をはせる画家にとってはうってつけの修行でもあったと言える。

当初は抽象表現主義に影響された作品を描いていたローゼンクイストだったが、50年代の終わりに近づくと、ローゼンクイストは看板書きのテクニックを巧みに応用して巨大な絵を描き出した。他のポップ・アーティスト同様、ローゼンクイストも広告と大衆文化の視覚的言語を美術の文脈に適用させた。

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