Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

高松次郎ミステリーズ

前衛美術、現代美術家である高松次郎は1936年に東京に生まれた。1954年に東京藝術大学「絵画科(油画専攻)」に入学し、在学中は小磯良平に師事。

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卒業後、「読売アンデパンダン展」へ作品の出品を開始した。当初、前衛芸術に傾倒し、中西夏之赤瀬川原平らと芸術集団「ハイレッド・センター」を結成し、数多くのパフォーマンスを実践した。

作品はインスタレーションから絵画、彫刻、壁画、写真、映画にまで様々なスタイルに至り、多くの作品が抽象的で反芸術的な色合いが濃いもので、実体の無い影のみを描いた作品「影」シリーズで脚光を浴びた。その後、石や木などの自然物に僅かに手を加えただけの作品、遠近法を完全に逆にした作品など、あえて「思考させる」「思考する」ことにより、作品と世界との間に新しい関係を作りだすことに成功し、1960年代以降の日本におけるコンセプチュアル・アートに大きな影響を与えた。

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