オトナのリラックスタイム

山崎蒸溜所は、大阪府三島郡島本町山崎にあるサントリー酒類のウイスキー蒸留所。同蒸溜所では、同社のシングルモルトウイスキーの主力銘柄である「山崎」を生産していることで知られている。

山崎の地は近くの水無瀬神宮には名水百選にも選ばれた離宮の水が湧き出ているように古くから名水の地として有名であり、「水生野（みなせの）」と呼ばれた名水の地とするこの場所に、サントリーは1923年に日本初のモルトウイスキー蒸留所を開設した。

寿屋（現：サントリーホールディングス）創業者で、当時の社長である鳥井信治郎は本格的なウイスキー製造を目指し、蒸溜所開設を企画。そして、スコッチ・ウイスキーの本場スコットランドでウイスキー製造を学んだ竹鶴政孝を招聘し、山崎蒸溜所長に任じた。

この時、竹鶴は日本におけるウィスキーづくりの好適地は北海道であることを訴えるが、鳥居は輸送コストがかかることに加え、工場見学をユーザーにしてもらうことを考えていたため、工場の位置だけは京阪神付近の交通の便が良い所で良い水のある場所にするように命じ、それ以外のことは竹鶴に任せたという。

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