コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ

ミラノにほど近いイタリア北部のコモ湖を舞台に、欧州最古の自動車コンクールとして知られるヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」が、今年も5月23から25日の3日間開催された。

それは、時代を超えたデザイン、スタイル、そして、エレガンスの祝祭であり。世界の名だたる高級リゾートの1つに数えられるコモ湖。その湖畔を望むホテル「ヴィラ・デステ」の庭園には、各国から集った貴重なモデル51台が並ぶ。1929年にはじまった欧州最古の自動車コンクール、その華麗なる世界を1度は体験したいものだ。ちなみに、16世紀に建設され、「エステ家の邸宅」の意味を持つ「ヴィラ・デステ」。その先は、今も昔も紺碧の湖が広がり、その奥にはアルプスの名峰が聳え立つ。

ファッションやアート、建築然り、そして、自動車文化もまた例外ではなく、ヨーロッパの社会には過去の歴史を尊重し文化を育む考えが広く浸透している。

デザイン性とエレガンスさに主眼を置き、クルマの美しさを競うフェスティバル。庭園には応募車両200台の仲から選出された貴重な名車51台が集い、華やかな雰囲気のなかで紳士淑女がヒストリックカーを吟味する。

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