Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

リヴァー・フェニックス

インディ・ジョーンズ」シリーズ第3作目の「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」で、若き日のインディ・ジョーンズを演じたリヴァー・フェニックス。彼は1993年に23年間の短い生涯を終えた。

f:id:pleasegoodtimes:20140411225654j:plain

15歳で主演した「スタンド・バイ・ミー」やアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた「旅立ちの時」、また、盟友キアヌ・リーヴスと共演し、ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞した「マイ・プライベート・アイダホ」など、実力と人気を兼ねた若手俳優として輝かしい経歴を誇るリヴァー・フェニックスは、映画史に残る名作の数々で天性の輝きを放ち、ジェームズ・ディーンの再来と称され、将来を最も期待される俳優の1人であった。

1993年10月31日、LAのジョニー・デップが共同経営するナイトクラブ「ヴァイパー・ルーム」の入口付近で発作を起こして倒れる。死因は薬物の過剰摂取による心不全。その突然の死は、キアヌ・リーヴスジョニー・デップイーサン・ホークといった俳優仲間から各国のファンまで世界中に大きな悲しみと衝撃を与えた。1987年、1991年と2度のキャンペーンで来日し、多くのファンから熱い注目を浴びた日本でも凄まじいショックが走ったことは言うまでもない。

この悲劇により、撮影途中だった映画「ダーク・ブラッド」は、当然の如く撮影は中止。クランクアップまで約10日を残しての中断であった。アイドルから大人の俳優へと成長したリヴァー・フェニックスが、オランダの名匠ジョルジュ・シュルイツァー監督とタッグを組み、それまでのイメージを打ち破るダークで深遠な役柄、テーマに挑んだ意欲作として業界内外の期待を背負っていたものの、主役不在での完成は不可能とされ撮影済みフィルムは保険会社の管理下に置かれてしまった。

※続きはこちらでご覧ください。