2014アカデミー賞
第86回アカデミー賞授賞式が現地時間の3月2日、ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、スティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が作品賞を獲得し幕を閉じた。
今回のアカデミー賞で、最多タイとなる10部門ノミネートの「ゼロ・グラビティ」「アメリカン・ハッスル」に続き、9部門で候補に名を連ねた「それでも夜は明ける」は、アメリカ奴隷制度の闇に切り込んだ意欲作。第71回ゴールデングローブ賞の映画ドラマ部門作品賞を皮切りに、放送映画批評家協会賞の作品賞、英国アカデミー賞の作品賞などに輝いており、本命候補の1つとして注目を集めていた。ちなみに、ルピタ・ニョンゴの助演女優賞と脚色賞も獲得した。
南部の農園に売られた黒人バイオリニストのソロモン・ノーサップが、12年間の壮絶な奴隷生活をつづった回想録をマックイーン監督が映画化。白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、決して尊厳を失うことのないソロモンの姿が描かれた。また、ブラッド・ピットがプロデューサーとして力を発揮したことでも話題を呼んだ作品である。
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