Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

17歳

今日のネタも映画ネタである。フランス映画の旗手フランソワ・オゾン監督が揺れ動く少女の心と性に真正面から向き合った話題作「17歳」が今日から公開されている。

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フランソワ・オゾンはフランス・パリ出身の映画監督・脚本家。1990年に国立の映画学校フェミスの監督コースに入学。次々に短編作品を発表し、1996年の「サマードレス」でロカルノ国際映画祭短編セクション・グランプリを受賞。1997年の中編「海をみる」を経て、翌年に発表した長編第1作目「ホームドラマ」がカンヌ国際映画祭批評家週間で大きな話題となった。

1999年には「クリミナル・ラヴァーズ」がベネチア国際映画祭に正式出品され、翌年の「焼け石に水」ではベルリン国際映画祭のテディ2000賞を受賞。2001年には「まぼろし」がセザール賞の作品賞と監督賞にノミネートされ国際的にも高い注目を集め、その翌年には「8人の女たち」では、カトリーヌ・ドヌーヴをはじめとする出演した8人の女優達に対してベルリン国際映画祭銀熊賞が贈られた。その後、「スイミング・プール」「しあわせの雨傘」など多種多様な作品を発表し続けている。

また、昨年公開された「危険なプロット」など、新作を発表するたびにまったく違うジャンルの新しいテーマを打ち出し、世界を驚かせてきたフランソワ・オゾン監督の今回のテーマは、多くの小説や映画にも取り上げられた17歳という「季節」。17歳の少女が大きく変化していくこの時期だけのセクシュアリティを計算されつくした映像と脚本によって洗練された物語へと昇華させた。

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