Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

スイス・デイズ

マルコ・ポーロが西洋に日本の存在を伝えたのは13世紀。16世紀末には、スイスの民間人たちが非公式に日本を訪れている。日本とスイスが正式に国交を結んだのは1864年2月6日のこと。遺日使節団長エメ・アンベールが横浜に到着し、約10か月に及ぶ交渉を経て徳川幕府と修好通商条約に署名した。

アンベールは日本滞在中に日本各地を旅行し、歴史、地理、社会制度、風俗習慣などを豊富な図版とともに紹介した「幕末日本絵図」を」出版。その後、両国の交易は活発となり、スイス政府は1906年より東京にスイス公使館を開設。戦時には人道的な中立を守った国際赤十字委員会の存在も注目された。

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戦後は再び交流が盛んになり、両国は様々な分野で緊密な関係を築いている。2009年に発効した日本・スイス経済連携協定は、日本が欧州諸国を相手に結んだ初めての包括的FTA。音楽、アート、建築などの文化交流や、科学技術分野での共同研究も、近年ますます大きな成果を上げている。

2014年は、日本とスイスが修好通商条約を締結してちょうど150年となるアニバーサリー。この記念すべき年を祝い、両国内でさまざまな特別イベントが行われた。2月の「スイス・デイズ」はその幕開けを告げるお祭り。展覧会、コンサート、シンポジウムなど、魅力的な催し物が日本全国で開催される。

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