Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

女王と女神

世界3大美術館の1つ、ニューヨークのメトロポリタン美術館のエジプト・コレクションを紹介する展覧会「古代エジプト展 女王と女神」が東京と神戸で開催される。会期は東京都美術館で2014年7月19日から9月23日まで、神戸市立博物館では2014年10月13日から2015年1月12まで。ま、かなり先である。

この展覧会では、「女王と女神」をテーマに、厳選した約200点の至宝が来日、全点が日本初公開。これまで日本では数多くのエジプト展が開催されてきたが、メトロポリタン美術館が所蔵するエジプト・コレクションを、まとまった形で紹介する機会は初めてのことである。

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ちなみに、メトロポリタン美術館は1870年に創立され、ニューヨーク・マンハッタンの中心地、セントラルパーク沿いにある世界最大級の美術館。ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館と並び「世界三大美術館」の1つ。来館者は毎年500万人にのぼり、先史時代から現代に至るまで5000年もの時代を網羅した300万点の作品を所蔵している。創設活動は募金からはじまり、モルガンやロックフェラーなどの大富豪からの寄贈や寄付によってコレクションが拡充、世界有数の美の殿堂に発展した。

メトロポリタン美術館の特色は、そのコレクションの幅がきわめて広く、あらゆる時代、地域、文明、技法による作品を収集していることにある。そして、最大の特色はこれだけの規模の美術館が、国立でも州立でも市立でもない、純然とした私立の美術館である点にある。入館料が美術館側の「希望額」として表示されているのも名物で、懐事情の苦しそうな美大生だと少々欠けても大目に見てくれたり、いかにも裕福そうな紳士淑女には気前の良さを期待していることが言外にほのめかされたりする。

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