Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ジラール・ペルゴ

「日々雑感」からのファン?の方々は、「ジラール・ペルゴ」ネタを度々読まれているはずだ。ま、ほとんどの方は軽~く読み流しているはずだから、記憶に残っていない人も多いはず。今回、重複している個所も多少あるが、新鮮な気持ちでお読みいただければ幸いだ。

「ジラール・ペルゴ」社は、スイスのフランス国境にほど近いスイスジュラ山脈の山間の街、時計の聖地としても知られるラ・ショー=ド=フォンで誕生した時計メーカー。ちなみに、その都市の特異性から2009年にはユネスコ世界遺産に認定されている。

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世界でも希少な高級機械式時計を自社一貫生産するマニュファクチュールの1つとして知られる「ジラール・ペルゴ」社は、18世紀から19世紀において、2人の偉大なる時計師によって基礎が築かれた。1791年、ジュネーブに時計工房を築いたジャン・フランソワ・ボットは、薄型懐中時計を数多く製作して、時の権力者から寵愛を受け、さらに、1820年代初頭には近代的な生産ラインを確立した人物。そして、もう1人は、1852年に「ジラール・ペルゴ」の前身会社を設立したコンスタン・ジラール。彼は1867年に現行モデルにまで継承され続けているスリー・ゴールド・ブリッジ付きのトゥールビヨンを製作。パリの万国博覧会では2度に渡って金賞を受賞し、1880年にはドイツ皇帝ウィルヘルム2世の依頼により腕時計を製作している。そして、1906年にボットが立ち上げた会社の経営権が「ジラール・ペルゴ」社に移譲されることで、現在の「ジラール・ペルゴ」社の基盤が築き上げられた。

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