Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ホワイトハウス・ダウン

またホワイトハウスが破壊され乗っ取られた。6月に公開された「エンド・オブ・ホワイトハウス」を鑑賞しただけに、今回の作品との違いが気になるのは当然の事。映画レビューでも、今回の方がイイとか、前の方が面白かったなどと、両者を比較する内容の寸評が多い。

ストーリー的にも似通っているところも多々あるし、両者とも「ダイ・ハード」感は否めない。確かに、主人公をジョン・マクレーンにすれば、「ダイ・ハード」シリーズの最新版としても十分通用する雰囲気だ。

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しかし、比較するなんてまったくのナンセンスで野暮ってものだ。どちらも面白いことは間違いない。フレンチが好きか、イタリアンが好きか、やはり和食ですか…ってな感覚だ。味付けの差で個人によって好き嫌いが分かれるようなものである。

以前、「エンド・オブ・ホワイトハウス」の寸評でも書いたが、チョイ昔までのハリウッド映画の悪役は、ソ連が代表選手だったが、連邦崩壊で敵がいなくなったアメリカはそれをエイリアンに見出した。そして、21世紀に入ると中東がターゲットになり、そして、フセインやビン・ラディンがいなくなれば、お次は北朝鮮。ハリウッド映画はいつも「敵」を作って成長する。中国が標的になってもおかしくないのだが、ま、いろいろとオトナの事情が存在するのだろう。

今回は外敵ではなく、自国内に敵を求めた。現在、誰もが諍いのない平和を願っているが、戦争を飯のタネにする人々や企業が少なからず存在するのもこれまた事実。彼らにとって「外敵からの脅威」が無くなれば、失業の憂き目を見る。

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