Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

富士山

富士山の世界遺産登録についてメディアはけっこうお祭り騒ぎ的な報道で、今回の世界遺産登録が条件付きであったことはあまり報じられていない。

通常、世界遺産に登録されてから6年後にユネスコ関連からチェックを受けるものだが、富士山はその半分の3年後にチェックを受けるという。これはかなり異例のことのようだ。そして、難しい宿題もある。増え続ける観光客からどのようにして富士山を守るのか、富士山の自然管理システムを3年後までに提出しなければならない。また、中山湖や河口湖を疾走するモーターボートなどは、霊峰富士の観点から見るとと違和感があるとの苦言もある。日本人はすぐに観光化してしまう癖があるが、霊峰富士には静寂な環境が求められている。

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これらの与えられた条件を1つ1つクリアしていかなければ、3年後には世界遺産を取り消される可能性も十分考えられる。つまり、富士山の世界遺産登録を単純に喜び、浮かれている場合ではない。物件の保全に問題がある場合、「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されることがあるので要注意だ。

ちなみに、ドイツの「ドレスデンエルベ渓谷」は、2004年に文化遺産として登録された後、市内の車の渋滞を減らそうと、渓谷の川に橋をかける案が出た。ユネスコは「独特の景観が変わってしまうから再考すべし」と伝えたが、苦悩の末に住民たちは橋をかけることを決定。そして、登録は取り消された。

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