Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ベスパ/Vespa

1953年公開(日本では1954年)の映画「ローマの休日」で、グレゴリー・ペックが演じる新聞記者とオードリー・ヘプバーン演じるアン王女が、二人乗りのスクーターでローマ市内を見物するシーンがあり、日本でもそのスクーター愛好家が増えた。

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そのスクーターは「ベスパ(Vespa)」。イタリア語でスズメバチを意味している。「ベスパ」が誕生したのは1946年。航空機や鉄道車両を製作していたイタリアの「ピアッジオ社」によって開発された。開発にあたり、当時の代表エンリコ・ピアッジオは、「軽くて取り扱いが簡単」「サドルをまたがなくても乗れる」「衣類が汚れない」「女性も乗りやすい」の条件を出した。

これらの条件に見事に応えてみせたのが、設計を担当したダスカニオ技士。「ベスパ」の大きな特徴として挙げられるスチールモノコックボディー。これは普通のパイプフレームの車体に比べ軽量で剛性が強い。スチールモノコックボディーによって「軽くて取り扱いが簡単」という条件がクリアされた。

また、車両自体をエンジンの容れ物にするとともに、衣服や足元を守るコンパートメントにもすることで「衣類が汚れない」の条件もクリア。さらに、前方のタンクをなくし「サドルをまたがなくても乗れる」ようにするとともに、シートをエンジンから離して振動を抑えることで「女性も乗りやすい」ようにした。両脚を揃えて乗るスタイルやボディー前面で衣服の汚れを防ぐ形状は、以降のスクーターの原型となった。

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