Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

エアリズム

最終日に何とか頑張りを見せた石川遼だったが、どうも彼のマスターズでの過去5年間の成績はパッとしない。女子ゴルフでは日本人選手の活躍がけっこう目立つだけに、男子ゴルフでは遼君をはじめ、日本人選手がなかなか上位進出しないのは寂しいかぎりだ。応援にも何となく力が入らない感は否めない。

先日のマスターズは、雨の中のプレーオフを制したオーストラリアのアダム・スコット選手が初優勝。グレッグ・ノーマンも果たせなかったマスターズ制覇はオーストラリアにとっては悲願だったに違いない。どちらにとって喜ばしいことであるが、日本企業にとっても笑いが止まらないほどの快挙であった。

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その企業は「ユニクロ」。すでにご存知の方も多いと思うが、4月1日にグローバルアンバサダー契約をしたばかりのアダム・スコット選手がいきなりマスターズで優勝したのだ。勢いのある企業は、やはりこういうものなのだろうか。そして、優勝したその日からアダム・スコット選手がユニクロのポロシャツのテレビCMに出演するという絶妙のタイミング。

アダム・スコット選手が着用したポロシャツに燦然と輝く「ユニクロ」のロゴは、テレビ放映で全世界にその存在を十分に知らしめた。宣伝効果たるや物凄いことになったことは間違いない。今までゴルフウェアというカテゴリーの商品群は多少高価でも「ま、仕方ないか…」ってな感覚のゴルファーも多かったはず。それが上下で10000円もしないウェアで144万ドルのグリーンジャケットを手に入れたのだ。ま、当然のことながら、高価なウェアを着たからって上手くなる訳ではない。ゴルフをするときは専門店で購入するゴルフウェアという固定観念で凝り固まっているオヤジたちもファストファッションショップのカジュアルウェアでゴルフをする機会が増えるかも知れない。ただ、ゴルフウェアの専門店などは脅威を感じていることは間違いない。「ユニクロ」よ、エライ事やってくれたよなぁ~という感じかな…。

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余談ながら、アダム・スコット選手が着用したポロシャツは、初日が赤の「ドライEXポロシャツ」、2日目がグレーの「M マイケルバスティアンポロシャツK」、3日目がネイビーの「ドライシャツカラーボタンダウンポロシャツA」、4日目が白の「ドライシャツカラーポロシャツB」で、価格は1990円。パンツは2日目のみダークグレーの「ドライノータックパンツ A」で、他の3日間はグレーの「ドライノータックパンツ(コードレーン)」を着用。価格は2990円。

また、アダム・スコット選手もポロシャツの下に着用していたという「エアリズム」の機能性インナー。これがすこぶるの優れもの。「エアリズム」は、「ユニクロ」の男性向けブランド「シルキードライ」と女性向けブランド「サラファイン」を統合した肌着ブランド。年間1億枚を販売する「ヒートテック」に匹敵する売り上げ推移を誇っていることから、「ヒートテック」「ウルトラライトダウン」に次ぐ、グローバル戦略ブランドとして2013年より世界展開を本格化している商品だ。

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今までの肌着の概念を変える着用感は一度体験すると病みつきになる。「これは日本にしかできない製品。日本の繊維メーカーの技術は世界最高。エアリズムの着心地を知ってもらえば、欧米やアジアなど肌着を着ない文化の地域でも受け入れられるはず。我々はエアリズムを日本発のグローバルブランドとして世界中で売りたいと考えている。」と、「ユニクロ」の柳井会長兼社長はコメントしている。

「エアリズム」の最大の特徴は、繊維の極細化により実現した「滑らかな着心地」。また、男女の生理的な違いに着目し、より快適に過ごせるよう衣服内環境を整えるための異なった機能性を付加しているのも特徴。メンズは東レとの共同開発による、髪の毛の約1/12と極限まで極細化した特殊なマイクロファイバーを採用することで「着心地ゼロ」の快適さを実現。さらに、「ドライ(吸汗速乾)」機能を付加し、汗による不快感や汗染みなどの悩みも手軽に解消できる。

一方、レディースは世界で唯一、旭化成だけが生産している天然由来の繊維「キュプラ」と東レのマイクロナイロンを融合させたハイブリッドな糸を使用し、非常にソフトな肌触りを実現するとともに、「吸放湿」及び「放熱」に優れた機能を付加することで、汗によるべたつきや冷房による汗冷えなど女性の悩みを解消している。

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「エアリズム」の素材は、まさにジャパンテクノロジーから生まれた素材と言える。日本の技術を結集して開発し、改善を繰り返し、最高を目指した技術の結晶である。暑いときは脱ぐのではなく、暑いときこそ着た方が心地良いということを実現。「エアリズム」のインナーは、人々の生活や常識を変化させるほどのパフォーマンスがありそうだ。

新たな改良点としては、メンズはシルエットの見直しを図り、縫製仕様を改善することで着心地の快適さをアップ。また、通気性に優れたメッシュ素材のエアリズムをタンクトップとノースリーブTシャツで開発した他、色柄もこれまでの倍の100種類に増えた。レディースの新機能として消臭機能もプラスされた。商品構成も拡大し、Uネック、タンクトップ、レースキャミソールを発売するとともに、バリエーションもフラワー柄やドット柄など充実させ、140色柄から200色柄に、サイズも一部商品に限り3XLまで揃えられている。

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更に、キッズは汗をかきやすい子供の体質に合わせ、肌触りやストレッチ、接触冷感などの機能を持たせるとともに、500円という買いやすい低価格で展開。販売枚数は今年5300万枚を目標としている。

また、ニューヨークを拠点に活動するメンズデザイナーで、2011年度には「アメリカファッション協議会(CFDA)」から「メンズウエア・デザイナーオブザイヤー」に選出されたマイケル・バスティアンとの初コラボレーションによるポロシャツも発表された。ディテールにまでこだわり、前立て・襟・袖口をシャツ地で切り替えたボタンダウンタイプ、ワイドスプレッドカラータイプなど様々なモデルが登場。ブランドオリジナルのタグが付く。各1990円で71色柄が揃っている。

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ホント、日々のファッションは「ユニクロ」にお世話になっている今日この頃である。

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