Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

41年目のY's

先週お伝えした山本耀司の「Y's」ネタの続編である。2013年で41年目を迎えた「Y's」は、「ゼロからイチに生まれ変わる」というブランドの新展開をコンピューターのプログラム言語である「0(ゼロ)」と「1(ワン)」で表現し、ハイテクと伝統など両極が混在する「現代の日本」がテーマ。身の回りにある草花などの自然に、デジタルな要素を取り入れ、その組み合せによって生まれる新しい感覚を空間とアイテムで表現した期間限定ショップ「Y's -01(ゼロワン)」の展開がスタートした。

「Y's -01」のロゴには記号の中に鮮やかな花を落とし込むことで、相反する要素を存在させている。現代の日本の様々な素材や要素をプリントに表現したコレクションは、ロゴのグラフィックをプリントしたリバーシブルバッグやTシャツ、桜の花を市松模様の柄に崩し未完成のパズルようにプリントしたドレス、レザーバッグなど約50型を展開。和装を連想させるカッティングや分量感のコレクションに仕上がっている。限定アイテムは、春夏らしい鮮やかな色彩、風を感じさせる軽く柔らかい素材感が特徴。

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伊勢丹新宿店を皮切りに、伊勢丹立川店、JR京都伊勢丹店、静岡伊勢丹店、福岡岩田屋店で順次5店舗でオープンし、自然とデジタルの両極が混在する日本をテーマにウェアやバッグなどが販売される。春の息吹を感じるカラフルな色彩で表現する「Y's -01」。この期間だけに出会える「Y's」のリミテッド・コレクションに興味がある「Y's」ファンやオシャレに敏感な女性は最寄りの会場へ急ごう。

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また、ブランド創立41年記念イベントとして、フォトグラファーの桐島ローランドとコラボしたアートプロジェクト「Women on the Move」が3月からスタートしている。41周年にちなみ、41人の「働く女性たち」を桐島ローランドが撮影。写真は、伊勢丹新宿店のスペシャル企画を発信するエリア「イーストパーク」や「Y's」のホームページなどで1年間を通して展示するという。

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山本耀司により1972年にスタートした「Y's」は、時代に流されることのない独立した価値観を持つ働く女性たちに向けたブランド。2012年の40周年を機にブランドを改革し、クリエーションを山本耀司のDNAを受け継ぐチームに継承された。41年目の2013年にスタートする「Women on the Move」は、職業や年代、国籍の違う41人の「働く女性たち」が「Y's」の服を着用。桐島ローランドによる今を生きる「働く女性たち」にフォーカスを当てた写真で表現されるアート企画である。

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春夏コレクションを着用する第1弾は、歌手で女優の夏木マリを被写体にした作品からスタートし、映画「桐島、部活やめるってよ」で日本アカデミー新人賞に輝いた橋本愛が続く。そして、日本テレビ「NEWS ZERO」のキャスターを務めるホラン千秋、ジャズオーケストラのコンポーザーで指揮者のマリア・シュナイダーパラリンピック幅跳び代表の佐藤真海などに続き、秋冬コレクションの展開時期には女優の萬田久子やモデルでミュージシャンのシシド・ カフカらを被写体に予定している。

そして、41人目の「働く女性」は、公募で選ばれた顧客を被写体に、桐島ローランドがライブフォトセッションで撮影する予定。

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ブランド創立当時と現在までの約40年を比べると、女性の職業の幅がすごく広がり、それに合わせて服も動きやすいものに進化。作品ではそういった自由や羽ばたきを表現するために被写体にジャンプしてもらっていると桐島ローランドは語っている。

また、男性の服を女性が着るというコンセプトのもとブランドをスタートした「Y's」の世界観を作品のコンセプトに反映。「Y's」は「動」よりも「静」というイメージがあるが、今回は躍動感を取り入れ、新しさを出しており、水溜まりを飛び越えるようなジャンプは、30年代に活躍したフォトグラファー「Martin Munkacsi(マーティン・ムンカッチ)」へのオマージュを込めているとコメントする。

ちなみに、マーティン・ムンカッチは、ハンガリー出身のユダヤ系ハンガリー人の写真家。1930年代に、ファッション写真に屋外での撮影や群集や動き、モデルの自然な表情など報道写真的な感性を取り入れ、多くの斬新なファッション写真を発表した写真家で、キャパ、シーモア、ロジャー、ウィリアム・ヴァンダイヴァーらと共に写真家集団「マグナム・フォト」結成した、当時はまだ無名であったアンリ・カルティエ=ブレッソンに大きな影響を与えた写真家としても知られている。

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