Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

スーパーベビーカー

カッコよく育児したいイクメンやオシャレ感度の高いママさんの増加に伴い、最近ではデパートや各地の商業施設で育児に関するいろんなイベントが開催され、また、多くの育児アイテムが発売されている。

男性の育児参加が益々注目される中、市場ではパパ目線の育児アイテムがまだまだ少ないのが現状。そこで、パパが使いたくなるような商品や、お出かけや食事などさまざまなシーンを想定し、男性が育児を楽しめるようなアイテムも数多く登場する。ただ、育児の主役はあくまで母親ということも考慮し、母親目線でも納得できる品質や機能性にもこだわったセレクトになっているのがポイント。

そして、育児用品の高級志向も進んでいるのも事実。特にベビーカーは、父親が車選びのようにこだわって選ぶ傾向があることから、「外国車コラボベビーカー」が注目を集めている。「海外ブランド」「機能性」「デザイン性」「操作性」など、まさにクルマ選びのようにベビーカーを選択する。

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今年の1月には、オランダのベビーカー・メーカー「Bugaboo(バガブー)」が、恵比寿の「Time Out Cafe & Diner」で、ママDJの「246(ニョロ)」と共に、初の親子向けイベントを開催。これはベビーカーの「Bugaboo Bee」をフィーチャーしたプロモーション・ビデオ「BEE IN TOKYO」の完成記念とお披露目を兼ねたイベント。

「Bugaboo」は、1999年にオランダでスタートし、その後10年間で急速に発展を遂げ、製品は現在世界50か国で発売されている。「Bugaboo Bee」シリーズは、「Bugaboo」の優れた機能性とデザイン性を備えつつ、都会でのライフスタイルを重視し、よりコンパクトに小回りの利くサイズで設計されたものとなっている。

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「BEE IN THE CITY」のTOKYO版ビデオ「BEE IN TOKYO」は、東京で活躍する「DJ246」をモデルに撮影されたもので、ベルリンで撮影された作品に続く第2作目。世界50か国で愛用されている「Bugaboo」を、それぞれの土地で活躍するヒーローをイメージモデルとして、その快適なライフスタイルを映像化するプロモーションの一環として制作されている。

モデルとなった「DJ246」は、18才よりDJ活動を始め、青山クラブAPOLLO、渋谷ルーム、パイロン、西麻布イエロー、328、ハーレムなどでレギュラーDJとして活動。その間、雑誌やショーなどでモデルを兼務、1998年よりニューヨークに移住し、ニューヨークのバー、クラブなどでDJ活動を行う。2000年に帰国後、2001年~2005年に渡りクラウンレコードより発売のコンピレーション・アルバム「TOKYO LOUNGE」1~4の楽曲コンパイルとジャケット・デザインを手がける。2008年12月より音楽レーベル業務、アーティスト・エージェント/マネージメント、イベント企画、海外コンテンツ・ライセンス業務などを主とする「HYDRA INC」をニック・ストーンと共に立ち上げる。

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「Bugaboo Bee」の完成記念は、「DJ246」がレギュラーDJとして活躍するSHIBUYA-FMの番組「PLAYGROUND」で、同じく活躍する3人のママDJと共に、恵比寿にある「Time Out Cafe & Diner」で定期開催されてきた「とくしまマルシェ×PLAYGROUND×Time Out Cafe & Diner」とコラボしたイベントで、「PLAYGROUND」のママDJによる心地良い音楽、徳島の自然とこだわりの生産者が育てた安全・安心・元気いっぱいの野菜やフルーツ、特産品、そして、それらの新鮮素材を使った特別なランチ・メニューなど盛りだくさんの内容。

余談ながら、「とくしまマルシェ」とは、「農業ビジネスの活性化」「産直市による県外観光客の誘致」「中心市街地の活性化」を目的とする「徳島LED アートフェスティバル」に次いで、徳島経済研究所が提案し実現した徳島独自の取り組みで、徳島市東船場町の新町川沿いにある「しんまちボードウォーク」で毎月最終日曜日に開催される食文化のイベント。

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徳島県は温暖な気候と水資源や土壌などを生かし、野菜や果実、花、畜産物等品質の多種多様な農産物を生産しており、京阪神を中心とした大消費地への重要な供給基地として、農業ビジネスを活性化させようという動きが著しい。2009年5月に徳島経済研究所が農業法人など農業関係者、徳島県、徳島市、金融、流通業界等のメンバーによる「農業ビジネス活性化研究会」を立ち上げ、約1年間の議論を経て、2010年6月に「徳島県の農業ビジネス活性化構想」を発表。この構想の一部を具体化したのが、2010年12月からスタートした「とくしまマルシェ」。ちなみに、「とくしまマルシェ」の特徴は、徳島産の農産物やそれらの加工品を厳選し、徳島市中心部の川沿いにあるしんまちボードウォークで、ヨーロッパの朝市のような雰囲気の中、生産者が消費者に直接販売をおこなっている点にある。

また、ベビー用品・乳幼児おもちゃなどの開発・製造を行う「コンビ」は、イタリアの自動車ブランド「Alfa Romeo(アルファロメオ)」デザインのベビーカーを販売している。ベースとなるベビーカーは、すでに販売されている「ディアクラッセ オート4キャス エッグショック」を採用し、ハンドル位置の切り替えで、キャスターが自動的に対面・背面に切り替わり、進行方向に対して前方の車輪がフリーになるため、赤ちゃんの顔を見ながら押す「対面」状態でも、後ろから押す「背面」状態でも小回りがきく優れもの。実車のシートをイメージしたクッションが使用されており、細部にエンブレムがちりばめられている。また、シートの高さは55センチあり、赤ちゃんとの距離が近く、乗りおろしがしやすい仕様となっている。

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さらに、ベビーカー走行時の振動による赤ちゃんのストレスを低減する「振動レス システム」を搭載する他、背中側の通気を調整する「エアスールーバー」など、デザインと使い勝手にこだわっている。対象月齢は生後1カ月から36カ月頃まで(体重15kg以下)。カラーはレッドとグレーの2色が用意されている。

他にも、フェラーリやBMWなどとコラボしたベビーカーも存在するが、1877年に英国で誕生し、その確かな品質で英国王室からも何十年にもわたって称賛を受けている老舗メーカーであるシルバークロス社と、同じく英国で1913年に生まれ、高品質なスーパーカーとして英国貴族と紳士にも愛用されている高級車アストンマーティンとのコラボから生まれた最高級ベビーカー「シルバークロスサーフ・アストンマーティン・モデル」が、4月中旬頃に世界限定800台で発売される。

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今回発売されるベビーカーは、フレームが超軽量マグネシウム合金、細部はブリッジ・オブ・ウィアーの革を用いた丁寧な手縫い仕上げ。ハンドル部分はつや消しクロムで、アストンマーティン社の刻印付き。また、自分だけのベビーカーの証となる刻印も施されるなど、デザイン、機能性、高級感のどれを取ってもベビーカーの最高峰モデルといえる。

両社は、自動車で使用されるのと全く同じレザーに至るまで、あらゆるディテールを考慮し、完璧に設計されたベビーカーと主張する。アストンマーチンの影響は、アルカンターラ(イタリアで製造される高品質の高級スエード調人造皮革)張りのシートパッドから、非常に柔らかいレザーが巻かれたハンドルやバンパーなどに表現され、アルミニウム合金製ホイールの設計は、120万ポンドで販売されている「アストンマーチンOne-77」をベースにしている。

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また、シルバークロスのエアサスペンションは、どのような地形でもスムーズな乗り心地を約束し、マルチポジション・ハンドルバーは「誰でも快適に押す」ことができる。赤ちゃんには究極の快適さを、オーナーには007的ライフスタイルが提供される…かな…。

日本では10台限定、価格は31万5000円で販売される。もちろん、プレートにはシリアルナンバーが刻印されている。麻布のアストンマーティンショールームで期間限定で展示される予定だ。

ちなみに、シルバークロス社は、王室御用達ベビーカーとしての歴史があるが、ケンブリッジ公爵(ウィリアムズ王子)とその夫人(キャサリン妃)が新モデルを使う可能性については、「どのようなお客様でもシルバークロスの製品を選んでいただければ嬉しい」と言うにとどめている。