チョット気になるランジェリー
最近、ちょっとセクシーなTVCMが話題になっている。AKB48の小嶋陽菜が登場する女性用下着通販会社「PEACH JOHN（ピーチ・ジョン）」のCMだ。
とあるパーティ会場にリムジンで登場した小嶋が、車から降りようとした際に着ていたロングドレスの裾がドアに引っかかって脱げてしまい、集まった報道陣の前で黒のセクシーな下着姿を披露することになってしまったが、新作ブラジャー「ワークストラップレス」を着ているので大丈夫というストーリーになっている。
ピーチ・ジョンは、1994年に野口美佳という女性によって創業された女性向け通信販売会社。仙台市青葉区に本社を置き、「女性のため」を徹底した輸入肌着事業によって、年商160億円以上の売り上げ規模となったピーチ・ジョンは、その後、全国に16の直営店を展開。
販売商品は下着、衣服のほか、靴、バック、化粧品などに及び、それらの大部分は日本国外で製造され輸入されたものであり、毎年3月、8月、11月には通販カタログ「PJ」が約180万部発行され、主要書店やコンビニエンスストアで配布されている。この雑誌は年齢20代の日本人女性の25％に閲覧され、また、姉妹誌「GJ」は60,000部が発行され、衣服のほか美容・アクセサリーなどが掲載されている。
ちなみに、会社名である「ピーチ・ジョン」とは「桃太郎」の意味（太郎＝johnというのは意訳）で、初期の通販雑誌「桃太郎通信」の名残りと言われている。
2006年からワコールホールディングスと資本提携が始まり、2008年に完全子会社化されたが、その後もピーチ・ジョンの経営体制は維持され、ワコールホールディングスは弱点だった若者向け市場を開拓すると同時に、仕入れの共同化で生産の効率化を図った。
なお、野口美佳は自身が保有していたピーチ・ジョンの株式（同社発行済み株式の51％）をに対して、ピーチ・ジョン株1株につきワコールホールディングス株7,300株を割り当てる株式交換（当時の株価で約87億円規模）を実施し、ピーチ・ジョンを完全子会社化した、これによってワコールホールディングスの発行済み株式の約4.55％を所有、同社第4位の大株主となった。ただ、2011年5月には業績不振を理由に野口美佳は取締役に降格することになり、6月には退任が正式決定された。
余談ながら、野口美佳の名が世間に知られるようになったのは、2009年8月に押尾学事件で押尾が無償で利用していたマンションの一室が、野口の個人名義で借りている部屋であったと報じられたことだ。ただし、この部屋は野口が社長を務める別会社で、野口のテレビ出演や本の出版などをマネージする会社の男性役員名義であり、押尾は別の最上階の野口が個人名義で所有している部屋にも出入りしており、事件当日も一時身を隠していたことが公判で明らかになった。
この問題で野口は、サンデー毎日の記事によって押尾に加担した印象を与えられたとして、サンデー毎日を発行する毎日新聞社などを相手に1100万円の損害賠償や謝罪広告の掲載を求め東京地方裁判所に提訴。2010年には和解が成立し、サンデー毎日は2010年10月24日号の「おことわり」と題する文中で、問題となった記事は事件への野口の関与を記述したものではないとし、一部の不適切なコメントを取り消した。
他にも、2012年のNHK紅白歌合戦がK-POPからの出場ゼロになったことについて、ツイッターで「心意気がない」「ガラパゴスジャパン」などとNHKを批判したことが韓国嫌いのネットユーザーの目に留まり、両者の争いに発展したり、また、彼女の5人目の子供は押尾学であるとか、彼女と関わると不幸がふり掛かるという妙な噂も飛び交う、ある意味凄い女性であることは間違いなさそうだ。
2013年度にアウターラインの大幅なリニューアルを実施するピーチ・ジョンは、これに合わせて「PJ」と「GJ」の2誌を中心に発行してきた通販カタログ誌を4誌に拡大。今回メインキャラクターに起用された小嶋陽菜は、「PJ」から「PEACH JOHN」に名前を変えて初めて発行される看板誌の「NEW SEXIEST STAR!」というキーワードとともカバーモデルを務める。なお、無料請求カタログでは「PEACH JOHN」メインモデルの大屋夏南、マギーとともに小嶋が「2013年のスターはこれだ！ NEW BIG 3」と題したグラビアに登場している。
今回のTVCMでは、「ワークブラを付けていれば大丈夫」というメッセージを通じて大胆な女性像が表現され、ロングバージョンのショートムービー「Red Carpet」とともに、立ち振る舞いや表情、そして女性としてのパーフェクトなスタイルを伝える作品に仕上がっている。また、このCMで小嶋はフランス語のセリフを披露。CMは20日よりオンエアされており、また、「PEACH JOHN」の公式サイトではメイキングなどのスペシャル動画も公開中だ。
そして、オシャレなランジェリーと対極にあるのが補正下着。今、この補正下着が注目を浴びている。いよいよ現地時間の2月24日に迫った第85回アカデミー賞授賞式。そのレッド・カーペットを彩るスターやセレブたちのドレスが毎年話題になるのが世の常。しかし、彼女たちには強い味方があった。そう、セレブ御用達の「超強力補正下着」の存在である。
彼女たちが愛用するのは「スパンクス（Spanx）」というボディシェイプ・ウェア。「Spanx」は2000年にサラ・ブレイクリーという女性によって設立。ラインを美しく見せながらも、楽な着用感を追及した商品が女性に指示を受け、全米のキャリアウーマンは必ず一枚は持っている程、多くの女性に愛されるブランドに成長した。また、「Spanx」のもう1つの魅力は、パッケージやロゴなどに表現される「かわいく」「楽しく」「おしゃれな世界観」、今までの補整下着の典型的なイメージである、「ダサい」「人に着ている事を言うのが恥ずかしい」というイメージ大きく変えた画期的なブランドだ。
ぴったりの下着を探すなか、ある日、クリーム色のパンツとオープントゥの靴を合わせて履けるように、ストッキングの足の部分を切り取ってみた瞬間、素晴らしいアイデアがひらめいたと直感したサラ・ブレイクリー女史は、その後、自宅のアパートの一室で貯金を元にインターネットで情報収集を行い、特許申請書類を作成して、売り込みの営業を開始。そして、地道な販売活動を続けていた彼女にオプラ・ウィンフリーから番組出演のオファーが届いた。その番組に出演したのをきっかけに「Spanx」はようやく陽の目を見ることができた。
現在では、ジェシカ・アルバ、ビヨンセ、マイリー・サイラス、エヴァ･ロンゴリア、リンジー・ローハンなどハリウッドのビッグネームが愛用し、セレブ御用達のスリミング・シークレット「Spanx」として認識されるようになった。レッドカーペットを歩く時に最高のスタイルを演出するアイテムとして、多くのセレブ達が「SPANX」を着用し、それをメディアに向けて公言したり、ドレスに隠れた「Spanx」をパパラッチにスクープされたことから大きな話題を呼んだ。
今年も有名スタイリストのレイチェル・ゾーイにオスカー当日のスタイル・メイキングを依頼しているセレブたちが、こぞって「Spanx」を注文してきたとのこと。このセレブ御用達のスリミング・シークレットの商品、それぞれが5,000円程度で買えるというのもまた魅力的。初春に向かい、そろそろ春夏のファッションが気になる頃、プロポーションに少し悩みのある女性は、その効果を試してみてはいかが？
